2019年1月18日
フットボールチームが地域に貢献できる。XFは沖縄SVと共にSDGsに取り組みます。
試合に勝つことはフットボールのプロチームとして一番優先させること。しかし、試合に勝てば、それで地域を支えられるのかと言えば違う。
プロチームとして、地域にどんな貢献ができるのか。ここ沖縄で、沖縄SVは、地域との未知なる可能性を模索しながら、走り続けてきた。そして、いくつかの社会貢献を通じて、見えてきたのは、国連が2030年に向けて掲げるSDGsという持続可能な社会づくりに、プロスポーツチームとして取り組むこと。沖縄SVは、Jリーグへの挑戦と共に、SDGsへの挑戦も始めている。
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XF
XF(エグゼフ)とは、Creative(創造)、Technology(技術)、Culture(文化)をテーマとして、フットボールにあらゆる価値を融合させ、進化へと導くブランド。沖縄SVとのユニフォームサプライヤーとしてチームウェア、ゲームウェアなどを提供。サッカーウェアだけではなく、社会貢献活動などにも注力。SDGsへの取り組みをはじめ、新しいサッカーブランドの価値を創造する。
エグゼフブランドサイトはこちら -
SDGs
Sustainable Development Goalsの頭文字をつなげたのがSDGs(エスディージーズ)。 SDGsとは持続可能な開発目標という意味で、2015年の国連サミットで採択された2016年か ら2030年までの国際目標のことです。17のゴール・169のターゲットがあり、地球上の誰一人として取り残さない社会をつくることが目標。発展途上国だけではなく、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものです。
伝統的工芸品の現状を知った。
本気で関わっていくことを決めた。
沖縄SVは、地域貢献への活動として、沖縄県の伝統的工芸品である首里織や琉球びんがたなどを一部に使用した公式の移動着を作った過去がある。その過程で知ったのは、観光客が多く訪れ、お土産として需要がありそうな伝統的工芸品には、後継者不足や、収入の問題など、多くの課題があるということ。この活動では沖縄SVと伝統的工芸品、まったく違う世界に生きる「選手と職人」のコラボレーションにより、伝統的工芸品に革新を起こし、新たな可能性を生み出した。沖縄をはじめ県外でも話題になり、プロスポーツチームの新しい地域貢献として注目された。そして今回の新たなプロジェクトへと結びついた。
首里織では、洗っても解れにくい強い生地を開発。洗う回数が多いポロシャツに使用できるようになった。
また、琉球びんがたでは、サッカーボールなどの柄をデザイン。さらには組合公認で、プリント生地にするなど、大きな革新が起こった。
上:首里織/下:琉球びんがた
豊富な地域資源。
身体で感じた沖縄のチカラ。
泡盛のもろみをつかった「もろみ酢」。沖縄SVの高原直泰監督兼選手は、「年間を通じてサッカーをしていると、疲れはたまるもの。でも、沖縄に来てから、もろみ酢を飲み始めて、私自身はかなり調子が良いですね。」とその効果を実感。食育も重要視する沖縄SVは、もろみ酢の商品開発にもチーム全体で関わっている。商品の味はもちろんのこと、アスリートとしてどんな効果があるのか、血液検査なども行い、アスリート向けもろみ酢として販売に協力している。また、サンゴカルシウムやシークヮーサーなど沖縄の地域資源を効率的に摂取できるサプリメントの監修・販売も行うなど、沖縄のチカラを最大限に活かし、地域にスポーツという視点で新たな価値を見出している。
アスリート向けもろみ酢として、沖縄SVがエビデンス協力、さらには、商品開発にも協力。アスリート視点で、どんな味が飲みやすいかなど、協働で開発した。
チームとして取り組む
さまざまな地域貢献。
沖縄SVの地域貢献は、商品開発ばかりではない。チームの練習がオフの時には、ビーチや地域の清掃活動に取り組んでいる。さらには、地元の福祉事業所と一緒に、耕作放棄地を再利用。その第一弾として、本島でもあまり流通していない「島バナナ」を、無肥料・無農薬で、福祉事業所の職員さんや障害者の方と育てている。また、地域と一緒になって、健康促進に役立つイベントにも積極的に参加・主催している。イオンモール沖縄ライカムン内でのウォーキングイベント、石垣島や竹富島でのサッカー教室を行うなど、チームとして、あらゆる面から地域や人とつながることで、スポーツチー ムとしての新たな存在価値を創り出している。
沖縄SV SDGs PROJECT 01
現在、沖縄SVは九州リーグをフィールドにJリーグへの昇格に向け、積極的に交流戦を実施。また、沖縄でキャンプをするJリーグのチームともテストマッチを行うなどメディアに取り上げられることも少なくない。そこで、SDGsプロジェクト第一弾として、沖縄の伝統的工芸品を知ってもらう活動をスタート。まずはトレーニングウェアに伝統的工芸品をプリントし、メディアにPR。さらには遠征先でも積極的に着用することで、沖縄の伝統的工芸品、そして魅力を伝えるプ ロジェクトをスタートさせた。
トレーニングウェア×伝統的工芸品の開発。
そして、SDGs挑戦へのスタート。
「沖縄SVは、この3年間サッカーチームとして沖縄にどう寄与すれば役に立てるか。さまざまなプロジェクトにチャレンジしました。伝統工芸とのコラボ、サンゴやもろみ酢などの地域資源を活用した商品開発、沖縄のスーパーフードやフルーツの自然栽培、ビーチのごみ拾い、ウォーキングイベントへの参加など、活動は多岐にわたります。
私たちが少しでも地域に目を向け、共に活動することで、少しでも地域が元気になり、そして、みんなの笑顔が増えていくことが、何よりも重要なこと。そして、フットボールクラブとして1つでも多く勝利し、Jリーグ入りを実現し、地域の皆さんと共に喜びを分かち合いたい。今年も、1月21日からはじまるJリーグのキャンプマッチに、沖縄の伝統的工芸品をプリントしたゲームユニフォームを着用していく予定です。チームの勝利はもちろん沖縄SVは、SDGsの名のもとに、一緒に沖縄の価値、そして魅力を、伝えていきます。」
OKINAWA SV
SDGs CRAFT
WEAR
7,000円(税込)
XFオリジナルデザインドライTシャツ。沖縄の伝統的工芸品を前面にデザイン。伝統工芸に豊かな県であることを伝えるとともに、このデザインを通じて、コミュニケーションできるひとつのツールとして機能させるウェア。背面には、SDGsを掲げ、SDGsがどんな活動であるか、サッカーファンをはじめ多くの人にその大切さを伝えていくアイコンの役目もある。
XFでは、義援金付きのドライシャツ
「OKINAWA SV SDGs CRAFT WEAR 」を発売いたします。
お客さまからの募金は、国連UNHCR協会注1を通じてUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が実施する「世界の難民・避難民の保護・支援活動」の為に、寄付させていただきます。
義援金付き商品 募金概要
【対象商品名】
OKINAWA SV SDGs CRAFT WEAR
【募金金額】
売上の10%を寄付いたします。(商品が1枚7,000円のため、1枚の購入につき700円を寄付します)
注1 国連UNHCR協会
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は1950年に設立された国連の難民支援機関です。紛争や迫害により故郷を追われた難民・避難民を国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけています。
1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞。スイス・ジュネーブに本部を置き、約135か国で援助活動を行っています。この国連の難民支援活動を支えるため、広報・募金活動を行う公式支援窓口が、国連UNHCR協会です。
使用済みペットボトルから生まれたエコ素材、
リサイクル繊維を使用しています。
ペットボトルをリサイクル原料のペレットに再生。高品質樹脂MR-PETというテクノロジーにて、リサイクルの過程で加わる熱による物性の劣化を防ぎ、これまで困難とされてきたIV値(粘性)の回復を実現。リサイクル繊維に加工しています。
沖縄には多くの種類の伝統的工芸品があります。
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琉球びんがた
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喜如嘉の芭蕉布
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読谷山花織
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久米島紬
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宮古上布
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首里織
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琉球絣
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読谷山ミンサー
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知花花織
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八重山上布
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八重山ミンサー
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与那国織
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琉球漆器
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三線
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南風原花織
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壺屋焼
協力:NPO法人 沖縄県工芸産業協働センター
高原監督兼選手コメント